▲昭和4年 名匠平井芳松作 日本産本カヤ柾目5.3寸碁盤▲

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明治〜大正〜昭和初期にかけて活躍した碁盤師の巨匠、平井芳松作の貴重な碁盤です。昭和4年7月に大阪の八幡筋の碁盤店の依頼で製作された物と読めます。(写真13)
平井芳松については、参考非売品の6寸盤のページに詳しい解説をさせていただいております。そちらも合わせてご覧下さい。

古い碁盤で製作期、製作者がはっきり解かるものはほとんど見つけられません。
その意味でこの盤は極めて貴重なものと言えると思います。

天面はきれいな柾目で葉節1つありません。(写真2)
大いれがあります。脚は手彫りツキ脚、芳松ならではのバランスのとれた美しい作りです。

裏面と一方木口に比較的大きな節があります。(写真4・7)
一方の木場に比較的小さな節があります。(写真5)
裏面へそ内、一方木場に埋め木があります。(写真11・12・6)
木口から木場にかけてヒビ跡があります。(写真6)

天面に2箇所四角いキズがあります。(写真9・10)
裏面と脚を除きなんらかのワックスかステインのような物が塗布されているようです。
1部の碁会所等では保護のためままそのような処理をすることがあるようです。

付属品の盤覆いです。(写真14)

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